2022/01/12
和紙職人の新しい道を、
片町の新しい道筋を、この店から。
沙羅
福井市

変革のときはいつ訪れるかわからない。この2年間で繁華街は大きく変わった。人が足を運ばなくなる、生活スタイルが変わる、そして店のあり方も変わる。幾度となく店を変え、内装もスタイルも変えてきた。「これで最後の変化」としたのが5年前。バブル崩壊、リーマンショックも経験してきた。そして今回のパンデミック。一番大きな変革がこの街に訪れた。それでも自分を育ててくれた片町を愛した。全部を経験したからこそ、片町を新しくしたい、新しい街を作っていきたい、今度の変化はその想いに溢れている。

ここは“酒場”である。見知らぬ人が隣り合い、そして交流を育む場所。そういった“場”を作り続けてきたオーナーは、スナックだった店を“酒場”にした。誰もが訪れやすい店を、そしてやがて訪れる北陸新幹線を見据えて、福井を感じさせる店を作り上げた。


福井を発信したい思いを表わしているのがバックバーと壁のオブジェ。この越前和紙は『岩野平三郎製紙所』が制作した。横山大観など多くの画家が愛用する和紙制作に特化していたが、今回オーナーの思いをデザインからすべて考案し、手掛けた。新しいスタート、新しい取り組み。それは今、この街だからできることなのだろう。
沙羅
【 住所 】福井県福井市順化2-7-18 三栄ビル3F
【 電話 】0776-27-3328
【 時間 】19:00〜24:00
【 休日 】日・月曜
【 席数 】16席
【 駐車 】なし
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