福井県敦賀市『金崎宮』の小豆袋に見立てたお守りで難関突破を願って

2019/12/24

金崎宮

浅井長政の裏切りによって、戦国史上有名な織田信長の敗退戦となった「金ヶ崎の退き口」の戦いの舞台・金ヶ崎城跡のふもとにある神社。元亀元年(1570)、織田信長・徳川家康率いる「織田・徳川連合軍」の朝倉攻めの際、信長の義弟・浅井長政の裏切りにより形成逆転、信長軍は京へ撤退することになった。




長政は、それまでに信長と同盟を結び、信長の妹・お市と政略結婚をしている。朝倉攻めで長政が裏切り、信長が浅井・朝倉両軍に挟まれ窮地に陥った際には、お市はこのことを兄・信長に知らせるため、両方を紐で結んだ袋に小豆を入れ陣中見舞いと称して届けたそう。小豆袋は“袋のねずみ”を意味していたといわれ、この2ヶ月後には、信長は近江姉川で浅井・朝倉軍を破っている。

金崎宮

これにちなんで金崎宮で授与されるお守りには、両端を紐で結んだ袋の形をし、内にはお守りのほかに小豆一粒が入っている珍しいお守り「難関突破守」があり、人気を集めている。

金崎宮

約400本のソメイヨシノがあり桜の名所として知られる金崎宮。毎年4月には、神事・花換まつりが行われる。これは、明治時代に金崎宮へ桜見物に訪れた男女が「花換えましょう」と声を掛け合い、桜の小枝を交換することで想いを伝えたことにちなんでいる。花換えをしたカップルは将来幸せになるといわれ、金崎宮は「恋の宮」と呼ばれるようになった。


住所/敦賀市金ヶ崎町1-4
時間/見学自由
休み/無休
料金/無料
お問合せ/0770-22-0938(金崎宮社務所)


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#観光#エンタメ#嶺南

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