【インタビュー】FILA JAPANとコラボレーションアイテムをリリース。写真家・三澤亮介

2020/04/14

世界と物理的にも繋がれる写真家/アーティスト、福井の若者へ刺激を与えたい

――Webメディア“Qetic”にて写真連載“25’s view”を担当されていましたが、25人の25歳に「いまの答え」をインタビューって、面白い企画ですね。三澤さんは25歳のころ、何をし、何を考えていましたか?

この企画を始めた理由は、僕が写真を始めたタイミングが理由です。25歳の頃に写真に出会ったので、他の人にとって25歳ってどうなのかなー?という個人的な興味です。個人的なことってクリエイションにおいて意味が強いですよね。

Anger

――今年1月に、東京で初の個展『仮面舞踏会』を開催されましたが、テーマが「SNS社会へのアンチテーゼ」とうかがいました。この個展では、作品を見に来る方にどのようなことを感じ取ってほしかったのでしょうか?

あの個展は、完全に“主張と実験”ですね。SNS社会のあり方を今一度考え直しませんか?という僕からのメッセージであり、あの時ぼくが社会に対して言いたかったこと、言わなければいけなかったことです。

その時は、そういう気持ちだったので。ただ、その時伝えたいことをこれまでのスタイルを無視してでも伝えること、その衝動を無視したらその瞬間から表現者としての退化が始まると思っているので。そういった点では、FILAのコラボを経て、自分自身の意識は写真を通じて表現すること。という確固たるテーマへと大きく変わっていきました。

gold fish

――これからどんな作品を撮影し、どんな写真家になりたいと思っていますか。

今は抽象写真家/アーティストとしての作品を日々作っています。これは自ら実写で撮影した写真を素材とし、僕自身の心象風景をテーマに制作を行うアートプロジェクトです。

僕の心の中の景色=僕自身が社会をどう見ているか。を写真によって表出させ、それを自身の感覚によって作品に仕上げることで、写真というメディアそのものの実写性への問いかけにもなっています。簡単にいうと、自分の中の自分を知る。そしてそれは世界と繋がり、循環しているということです。なので、これからは自分の作品を作り続けて、世界と物理的にも繋がれる写真家/アーティストになっていきたいです。

あと個人的な話としては、福井の若者、特に10代くらいの若者へ刺激を与えたいです。僕自身が福井で10代の頃に感じてきたこと。不自由であると自分で決めつけていたこと。そして現在は、最も大切なのは、自分のいる場所ではなく、自分自身のマインド(考え方)だと思っていることを伝えたいです。

そう思って生きていけば、自分の伝えたいこと、表現したいことが明確になっていきますし、世界に対してどういうアクションを起こすのか?を自分ゴトとして考えられるのかなと思います。まずは、そういったことを一緒に寄り添って、考えられるきっかけになれたらいいなと思っています。

The crow

――最後の質問です。三澤亮介の写真をひと事で表すと?

僕の見ている世界であり、みんなが生きている社会そのものです。



三澤亮介(みさわりょうすけ)
1992年生まれ、福井県出身。自身の心象風景を、カメラを通して表出させる技法で写真を使ったアート作品を制作。渋谷西武×HIDDEN CHAMPION主催の“POP&STREET AN ANNUL2018” への選出や、2020年には、FILAから「RyosukeMisawa×FILA」のコラボレーションアイテムを発売。今、注目の写真家である。
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#ファッション#インタビュー#アート

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