日々URALA(ウララ)

月刊ウララ8月号特集『街はどうなってどう変わる?』新しい生活が動き出す

変わる、ということは、新しいものがこの世に生み出される、と同じ意味があると思う。街の人が自ら選んで取り入れた新しいものは新しい価値観を携えて生活を鮮やかに彩ってくれる。
変化することは楽しいこと。
いつだって時代は変わり続け、その度に進化してきたのだから。
だけど、その中でも変わらないのは、福井を明るく生きていく、ということ。世の中の見方を「ずらす」だけで福井は楽しさを共有できる街になる。

自粛は明けた? 気持ちは追いついてる?
福井の街は、いまどうしてる?

2カ月以上、何も起こらずやってきた福井。外に出るタイミング、どう図ろうか迷っている人、世界は徐々に外に出て、新しい時代を模索しているのだ。

安心安全な片町づくりのため自主的取り組みを実践。
飲食業界・片町

組織名は「FKI」。ふくいの、片町の、飲食店、である。この活動は片町だけでなく、多くの人の応援によって成り立っている。この活動に賛同するとポスターとステッカーがもらえる。

今回の騒動で福井において一番ニュースになり、一番影響を受けたであろう場所、片町。飲食は人と人が密に接触する機会だけに、自粛モードは相当のものがあった。といっても自粛モードは早々に収まるわけでもなく、いち早く安心を謳わなければ、これから訪れるインバウンド観光に対して“福井の夜の顔”でのおもてなしができなくなってしまう。

そこで、事業者たちが立ち上がり、組織を作って“片町モデル”ともいうべき自主的な取り組みを始めているのだ。店の人たちが集まって会合を開き、それぞれどんな取り組みをしていくのかをまとめ、それらを基に取り組み内容を決めた。そしてそれを実践している証として、店頭にシールを貼ることに。来店客はそのシールがあることで安心して訪れることができる、ということだ。

実際この自主的取り組みの内容は多岐に渡り、しかもそれらを実践するというのだから、大変な苦労がある。しかしこのムードが後押ししたのは、安心への強い覚悟と片町の連携。昨日まではライバル、今日からは仲間。全員が一丸となって“福井の夜の顔”を盛り上げ、福井を明るくしていく。それが来たる新幹線延伸後のおもてなしにつながるのだ。


自粛明けの新たな観光需要を“変化”のきっかけに。
観光業界

あわら市観光協会会長
前田健二さん

福井県民を対象とした「ふくいdeお泊りキャンペーン」では、あわら温泉にも多くの旅行ニーズが集まり、自粛ムードから一転、新たな観光需要の創出や地域経済への波及効果に期待が高まっている。「福井に住んでいても知っているようで知らないことは意外と多い。今回のキャンペーンをきっかけにあわらを訪れてもらって、地元のいいお店などを発見してもらうことで、リピートのきっかけにつながるかもしれない」と、あわら市観光協会の前田健二会長。

「一泊二食で帰ってもらうだけでは意味がない」と、今回のキャンペーンに合わせて、地元の飲食店などでお買い物を楽しむ「ランチ・スイーツめぐりクーポン」を通常の半額で提供。「温泉旅館に滞在するだけでなく、地域を巡りながら、お金を使っていただく流れをつくることで観光地全体が潤うことが大切」(前田会長)と考える。

「この状況をきっかけに変わる、変えていかなければいけない。例えば、早朝やナイトタイムの時間帯の過ごし方があります。訪れてくれた人に楽しんでもらうコンテンツづくりも今、取り組んでおかなければいけない課題のひとつ。また日本の感染予防対策などが世界でも注目を集めました。将来的には、あわらを拠点に金沢や京都を旅行する訪日外国人を誘客できるような戦略も選択肢の一つだと思います」(前田会長)。


再び200万人乗客へ。福井鉄道のファンづくり。
交通機関

福井鉄道株式会社 渉外事業部部長
辻美恵子さん

福井市と越前市を結ぶ『福井鉄道』、通称“ふくてつ”。9年間で乗車人数を40万人も増やし、年間200万人の利用客数を達成するなど、私鉄業界の中ではかなり成功の部類に入っていたが、緊急事態宣言が発出されたことにより、大幅な減少に転じた。自粛が明けた後も3密を避ける気持ちもあり、利用者は車に切り替えるなどの動きもあった。そこで3密を避けるために、定期的に車内消毒した電車を減便・運休せず運行するとともに、朝の7~8時台の電車については、分散乗車を呼びかけるなど、極力車内に余裕ができるように運行をしているそうだ。

そこで、「福鉄応援企画」として、これまでに制作したふくてつグッズの販売をサイト上で開始したところ、数多くの県内外の人からの注文があったとか。「応援グッズセットの購入を通してご支援をいただいており、また、注文に際しては「コロナの影響により大変でしょうが、負けずに頑張ってください。応援しています。」といったメッセージを多くいただき、当社の励みになっております(福井鉄道)」。

さらにもう一つ販売しているのが「応援切符」だ。こちらは1日フリー乗車券だが、有効期間が2年間という超ロングスパンの有効切符。一人で何枚も購入する人もおり、支援の輪が広がっているようだ。

鉄道はそれだけで県外から誘客できる存在。その存続のためにも県民の毎日の利用が欠かせないのだ。


オンラインで発信、認知度UPで来館のきっかけ作りを
美術館・博物館

オトナの知的好奇心を満たしてくれる美術館や博物館。現在では行政や関係各機関が提唱する予防対策に準じた感染症予防を行ない、ほとんどが再開している。イベント系の催しは当日受付、無制限で行なっていたが事前申込制、定員制、時間制限を設けるなど、各館それぞれが万全を期して開館している。

そんな中、世の中のデジタル化がますます進むだろうという意見もあり、来館せずとも館の魅力を発信する努力を行なっているところも。実際に学芸員が動画や画像などを撮影し、SNSで配信するほか、各地の博物館や美術館が連携する形の情報発信を模索。また、「終息後多くの人に来館してもらうための企画の実施や案内のレベルアップ、ミュージアムグッズの充実など、博物館として魅力を高めることへの努力を今から行なっていきます」と話すは『福井県年稿博物館』の伊戸さん。教育・観光拠点として、周辺の施設と連携した地域の賑わいづくりも実施していきたいという。

今回の状況の下でSNS発信を行なった結果、今まで興味がなかった人や時間が合わなくて訪れることができなかった人、建物自体の存在を知らなかった人たちが目にする機会が増えたことは良かったのかもしれない。一方で、この状況下にあっても美術館や博物館の空間を求めて来館する人もいたそうで、やはり文化芸術は必要なもので実際に足を運んで体感することこそ醍醐味なのだと再認識した人もいるのでは。こんな時だからこそ心を豊かに、非日常を感じられる美術館や博物館の重要性をじっくり体験してみるのも良いかもしれない。

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新しい生活と価値観を取り入れる
福井のみんな、これからどうしてく?

仕事も生活も、家を飛び出した瞬間、世界は変わった。この街も変わっていく。その変化を受け入れることが大事。

たくさんの人々に応援を受け、ライブハウスに再び活気を。
ライブハウス

およそ3カ月ぶりに県内のアーティストによるライブが老舗ライブハウス『福井CHOP』で開催された。観客は十分な間隔を取って椅子に座って鑑賞。それぞれが音楽に合わせ体を揺らし聞き入っていた。やっと、福井のミュージックフリークたちに活気が戻り始めている。

パンデミックになる以前から主要都市を中心に一部で感染者を出してしまったライブハウスでは、全国で開催予定だったライブが軒並み中止もしくは延期となり、福井のライブハウスも例外なく営業自粛を余儀なくされた。

店長の塚谷さんは、「たくさんの方から“必ずまた遊びに行きます”という声を聞いて励まされました」と、話す。そんな中、全国のライブハウスを支援する活動が広まり、県内や県外のアーティストからだけではなく個人からの支援も受け、スカダンスなどの踊りは禁止など、拡散防止のガイドラインを設定し、ライブハウスの再開にこぎ着けたという。

「今回の自粛期間で新しい可能性や方向性を見出したアーティストもいると思うので、今までとは違うエンターテインメントをお届けできれば」と、塚谷さん。当面の間は県内のアーティストのみでのライブを行なう予定だが、今後はライブの動画配信なども計画しているという。自粛ムードがもたらしたのは、これまでとは違うライブの楽しみ方。県内ミュージックシーンのすそ野を広げそうな取り組みに注目だ。

福井CHOP(チョップ)
【住所】福井県福井市花堂東1-18-6
【電話】0776-34-3558
【時間】営業時間は要問合せ
【休日】月曜
【席数】40席
【駐車場】あり
【HP】あり


コロナ渦で生まれ変わった専門店に注目。
飲食業界

外出自粛期間中にテイクアウトの需要が高まり、この福井でも『おうちdeレストラン』が立ち上がり、かなりの需要促進につながった。その動きにいち早く着目して店の形態を変えたのが呉服町商店街にある『flatkitchen』だ。カフェバーの営業から昼間の営業に切り替え、さらには東南アジア料理である「カオマンガイ」のテイクアウトも行なう店へと生まれ変わった。「店を変えてみて学ぶことのほうが多かったですね」と、話すのは店主の道坂皓彦さん。

この店では昼間に別の飲食店に場所の提供も行なっており、その仲間たちと肩を並べて店に立つことで、新たなメニューを開発するなど、コラボレーションする“おもしろさ”に気づけたという。「不安はあるけれど長い目で見れば、チャレンジできることはまだたくさんある」と、画策中の道坂さん。暗いムードの世の中とは打って変わって前向きに新たな可能性に向け、手探りながらも進むこの店の今後に期待が高まる。

ナイスカオマンガイ フラットキッチン
【住所】福井県福井市順化2-16-14
【電話】0776-97-5004
【時間】12:00〜19:00
【休日】金・土曜〜22:00
【席数】40席
【駐車場】なし
【HP】なし
【SNS】Instagram


そもそも密閉空間ではない映画館、今だからゆっくり楽しめるかも!?
映画館

娯楽エンターテインメントの代表格である映画。自粛期間中は自宅のテレビで映画を堪能したという人も多いのではないだろうか。それでも映画館での大画面と大迫力の音響の中で観る楽しみには到底及ばず、逆に恋しくなったという人もいるだろう。

約50%の客入りを行ない、座席は前後・左右をズラして販売するなど、感染防止のため、できる限りのことは行なっているが、実は、映画館はそもそも密閉空間ではない、と話すのは『テアトルサンク』支配人の酒井さん。「映画館を建設する中で各スクリーンの部屋に大きなエアコンを設置するのですが、それと同時に大きな換気設備も導入しているんです。エアコンを効かせながら換気もしっかり行なっているので、映画館自体はそもそも密閉空間にはなっていないのです。そして、鑑賞が目的ですから基本的には声を出したりしないですし、スクリーンの方向を見ているだけですから飛沫の心配も少ないと思います」。

公開延期になる作品もある中で、名作のリバイバル上映は映画の醍醐味を再認識させてくれる。密でない空間で密を避けた座席の配置なら安全・安心度は高い。ゆっくり鑑賞できる“おひとりさま映画”がトレンドになるかも。


オンラインと仕事のあり方。福井にいながら世界で働く!
テレワーク

家にいながらオンラインで仕事、オンラインでミーティング、オンラインで飲み会……etc。接触を避けるためにこれほど急速に生活がオンライン化するとは誰も想像していなかったはず。自粛ムードも明け始めている中、この波は今や生活の一部になった。もう元には戻れないだろう。わざわざ出張して打ち合わせすることも必要なくなり、県内においても営業するにしてもオンラインミーティングツールなどで顔を見ながらすることだって、当たり前のものになっている。

となると、移動時間の短縮により、これまでの時間の使い方も大きく変わった。仕事の量と質がかなり変わった人もいるだろう。仕事の内容が変わらなければ、オンラインで繋がってさえいればどこにいたってできる。ノマドワーカー、アドレスホッパー、場所が気に入れば県外の人は福井に移住して東京の仕事だってできるはず。

『山原治税理士事務所』の山原治さんもそう感じた一人。「2年前から外国の方が日本法人を設立するなど、外国人のクライアントも増加しています。ネット環境の変化により、場所が離れていても取引は可能になっています。昔は相続人が都会にいると書類の受け渡しなど面倒だったのでお断りしていましたが、今はzoomで対応しています。お客様の守秘義務などセキュリティの問題は解決が必要ではありますが、今回メールやzoomでの打ち合わせも可能であったことから、広い視野で考えると自分の仕事の範囲が福井に限らず国内・海外でも対応可能になる、と思いました」。

そう、新しい仕事のあり方には広い視野が必要だ。これまでの視点からちょっと「ずらし」てみるだけで、レッドオーシャンからブルーオーシャンが広がっているのだ。

山原治税理士事務所
【住所】福井県福井市松本4-2-4
【電話】0776-21-2470
【時間】8:30~17:00
【HP】あり

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これからの観光は鉄道!マイクロツーリズムにシフト。
鉄道業界

県が提案した「ふくいdeお泊りキャンペーン」は、予想以上の申し込みがあり、申し込みスタートからわずか2日で達してしまったなど、旅への人々の欲求は非常に高まっている。このキャンペーンで福井の人が福井を知るきっかけになり、福井の人が福井のことを好きになる、そして県外の知り合いにおススメする、ということになることを期待もしている。

この機会に定着しつつある言葉がある。「マイクロツーリズム」だ。これは車で1時間以内での地域を旅するスタイルとして星野リゾートが提唱したもの。感染防止と地域振興を両立できる新しい旅のあり方とも言える。そしてこのマイクロツーリズムは福井と親和性が高いという人もいる。『日本旅行ワールド』の大沢正美さんは30年のキャリアを通じて感じていることがある。

「福井には東尋坊や永平寺、恐竜博物館に一乗谷朝倉氏遺跡など、素晴らしい観光地があります。しかしながら、それらを一つにつなぐ“キーワード”が存在していないんです。金沢は“加賀百万石”という武家社会をキーワードに観光地が整備されています。だから観光地としてわかりやすいし、打ち出しやすいんです。でも、これからの旅のあり方はマイクロツーリズムにあるように、もっと小さな、自分で見つけていく旅が増えていくと思います。それぞれの中心にこれまでの観光地があって、その周囲に観光地に関する名もなき観光地を見つけるというか。福井はそれがしやすいと思いますよ」。

統一テーマがないからこそ、さまざまな顔の福井があり、それぞれの旅のスタイルがある。考えてみれば1億5千万年前から現代まで、それぞれの時代の歴史が福井には点在している。そう考えると、福井の楽しみ方はまた深まりそうだ。

そのマイクロツーリズムに最適なのが鉄道だろう。JR、福井鉄道、えちぜん鉄道、地域の間を走る鉄道だからこそ、何もないと思われた場所に自分の心に刺さる観光地があったり、そこで出会った人の触れ合いがあったりする。地域鉄道とマイクロツーリズム、両方持つ福井は新しい旅のあり方のトップランナーになれるかもしれない。

日本旅行ワールド
【住所】福井県福井市米松1-15-41(米松店)
【電話】0776-53-3003
【時間】9:30〜18:30(土・日曜日、祝日は10:00〜18:00)


検索エンジンを超える人の味。個の力の強さを感じたSNS。
#頑張ろう福井グルメ

以前からSNSを多用し、自分の店を発信し続けてきた『天膳』の天谷健二さんは、自粛期間中に児童館に弁当を寄付したことで意識が変化したという。「嬉しい反応をたくさんいただきまして。やっぱりコミュニティは大事だと思ったんです」。コミュニティは共有が生まれ、安心が生まれる。だから飲食店が厳しい状況下に陥ったとき、すぐさまSNSで「#頑張ろう福井グルメ」コミュニティを立ち上げた。「飲食店は待ったなしの状況でしたから、リアルタイムに届けないと、と思ったんです」。その影響力はすさまじく、複数のSNSで2万人もの人が繋がり、1万を超える投稿が寄せられたのだ。

落ち着きを取り戻し始めた今、感じることがある。「“個”を信じていい時代なんだ、って。何かを始めようとしたとき、SNSを通じて個の力を結集すればできるのだし、みんなで力を合わせれば、この福井をもっと魅力的に伝えることもできると思います」。今回の取り組みで多く寄せられた意見が“入るのに勇気がいると思った店でもテイクアウトだから入ることができた”ということ。それを後押ししたのは投稿に寄せられたユーザーの声。元々が利用者の声が多くなるコミュニティを作ろうとしていたから、市場は活性化したのだ。

「だからこそ、コミュニティを大事にしてきたことで自粛明けにお店の売上が伸びた、という実例も出ています」。店と客、お互い顔が見えるからこそ信頼ができ、その信頼が生み出す“脳内検索”はウェブサイトの検索エンジンを凌駕していく。「間違いなく脳内検索は何よりも強いと思います」。“人”もその店の“味”なのである。


世界が禅に求めたのは、自分に向き合う方法。
大安禅寺

「自分たちのやっていたことは不要不急の案件だったのか」と、5000人もの観光客がキャンセルとなった大安禅寺。副住職の髙橋玄峰さんは畑仕事に精を出し、坐禅を組む日々の中、臨済宗青年僧会の仲間うちで始めてみようかとスタートしたのは“オンライン坐禅”だった。「元々坐禅を動画で配信しようと、3月に1度だけアップしたことがあるんです。周囲の人がそれを見てくれていて、仲間から『zoomでやらないか』と」。

一方的ではないので顔が見える中、参加者はzoomにつなぎながら、それぞれの場所で坐禅を組む。zoomで静寂という、奇妙な光景にも見えるが、これが時代にマッチしたのである。全国の僧侶がそれぞれの法話をすることで、参加者はいつもとは違う話を聞くことができると高評価。全国はおろか、世界中からも参加し、現在述べ約6000人が参加している。

“Stay Home”とは、いわば自分と向き合う時間でもある。しかしどうしていいかわからないという人も多かったという。その求める先が坐禅だったのだ。坐禅とは自分にまとわりついている思想や価値観をすべてそぎ落とし、座布団の上にただ座る。何の意識も持たず、ただあるがままを受け入れ、そして流していく。やがて自らの呼吸を感じていく。そこで自身の“通常”に戻るという。「そこには“無意味”という時間が流れているのですが、その時間を過ごすことで本来の自分の意味を知ることになります。坐禅は目的ではありません。その中で自分を工夫し、生活に生かしていくことなのです」。

大安禅寺単体でも始めることとなり、毎週日曜日の朝6時30分から15分の坐禅を2回と15分の法話というプログラムを組んでいる。今は実地での坐禅も再開したが、オンラインも同時に開催。今ではリモート配信も行ない、画面の向こう側の人たちも一緒にいる感覚を覚えていく。「リアルタイムであることにぬくもりを感じます。相手の音も聞こえていくとそれが肌感覚で一緒にいるような気分になるんです」。

坐禅は寺で行なうこと、それが当たり前のことであって、疑う余地もなかった。しかし、オンラインでも時間を共有できる。「これまでどれだけ自分たちが考えを放棄していたか、ということを痛感しました」。“オンライン坐禅”は世界にも通用するツール。今後ヨーロッパへも発信していくという。福井から世界へ。禅は海を軽々と越えていく。

月刊ウララ8月号(582円+税)は『真夏に恋しくなる、おとなのアイスコーヒー。』。また今、気になる場所・ヒト・コトをご紹介する『What’s Hot』もお見逃しなく。書店、コンビニ、通信販売で好評発売中です。ぜひご覧ください。



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