【インタビュー】福井出⾝のシンガーソングライターSakuraが10代最後のレコーディング作品を発表。

2020/08/25

福井県出身のシンガーソングライター、Sakura。バンドをやっている両親の影響を受け、小学6年生で初めてギターを持ち、16才のときに全編英語詞による1st CD『Leave The Nest』をリリース。現在、東京を拠点に活動をする彼女が7月15日、10代最後となる3rd CD『ETERNAL RIDDLE』を発表。アコースティックギターと歌のみで「今の自分」を表現し続ける彼女にインタビュー。

『ETERNAL RIDDLE』は「永遠のなぞなぞ」という意味。人生は一生を通して解いていく、なぞなぞみたい…。


――FM福井7月度のヘビーローテションに選ばれた「Way of Life」を含む3rd CD『ETERNAL RIDDLE』を7月15日にリリースしましたが、CDのリリースは2nd CD『WHEREABOUTS』以来ですね。今回、約1年8カ月ぶりにCDをリリースしようと思った理由を教えてください。

私が音楽を始めた10代という貴重な時間が終わる前に作品を残したいという想いがありました。また2nd CDのリリース以降に書いた曲を上京後ライブでずっとやってきていて、「ライブの後にその曲が入ったCDはありますか?」って言ってもらえることもよくあったので、10代のうちにレコーディングをしてリリースをしようということになりました。新たな作品をリリースすることで今までの作品を聴いてくれていたり、ライブを観てくれていた皆さんに喜んでもらえたり、新たに聴いてもらえる方に出会えることが出来たらうれしいです。

――今作は18~19歳に書いた曲の中から5曲を収録しているとのことですが、これらの楽曲をセレクトした理由を教えてください。

全曲、前作リリース以降に書いた曲です。すでにライブで演奏してきた3曲と、未発表の2曲になっています。一番古い「Troubling」は高校生の時に書いた曲で、一番新しい「Way of Life」は今回のレコーディング期間中に書いた曲で、10代最後の作品になりす。 それぞれの曲に思い入れがあって皆さんに届けたい5曲を収録しました。

――16歳で1st CD『Leave The Nest』をリリースしてから、2nd CD『WHEREABOUTS』では17~18歳の時書いた曲を。そして今作では18~19歳に書いた曲を発表し続けていますが、この3作はSakuraさんにとってどのような存在の作品になりましたか?

振り返ってみると16歳から音楽活動を始めて、1年に1枚ペースなのでまだ音楽活動は3年ぐらいで短いですが、曲作り、レコーディング、ライブと目まぐるしくも充実した楽しい時間だったと思います。これまでの3作を改めて考えると、どの作品もその時その時の楽しかったことや辛いことなど自分の感情がこもっていて、その時の情景までもが目に浮かびます。なので今までの3作品は私の10代が詰まっている作品だと思います。


1st CD「Leave The Nest」
600円+税


2nd CD「WHEREABOUTS」
1000円+税

――今作をリリースするにあたり、過去作品を聴き返してみた…。なんてことはありましたか?

これまでの作品を自分で聴くことはありますが、リリース前に意識して聴くようなことはありませんでした。3作ともギターと声のみという形態は同じですが、作品ごとに味は違っていると思います。それは変えようと意識しているわけではなく、その時その時の自分を自然体でやっています。今回もメロディーや詩、歌い方、ギターまで今の自分が出せていると思います。

――『ETERNAL RIDDLE』のコンセプト、タイトルに込めた想いがあれば教えてください。

「ETERNAL RIDDLE」は「永遠のなぞなぞ」という意味で、一曲目の「Close My Eyes」の詩の中の一節からとりました。いつまで続いて、そして何をするべきか、答えを与えられていない人生は一生を通して解いていく、なぞなぞみたいなものだと思っています。そして一人ひとりその答えは違うと思います。私自身はまだ20歳になったばかりで、見つけられているようできっとまだまだ分かっていないと思います。いつその答えに出会うのか、もしくはずっと出逢わないままなのか分からないですが、もがいて一生懸命毎日を生きている今がきっと大切な何かなんだと思います。そんな思いを込めたタイトルです。

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#インタビュー#音楽#エンタメ

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