2019/11/18


学校LOVE、生徒LOVEでも、家庭ではフツーのお父さん。
――若かりし頃の荻原さんのことをお聞きしましたが、校長(兼理事長)ではない、家庭人としての一面も教えてほしいです。例えば、掃除とかゴミ出しとか、家事などに関心はありますか?
掃除もゴミ出しもやってますよ。夫婦共働き、協力しないと家庭は成り立ちませんから 。
――父親としての荻原さんは?
高校生の娘を持つ、普通の父親だと思いますよ。女の子だからといって過剰に心配していることはありませんが、当然、幸せは人一倍、願っています。
娘には、自分で考えて行動できる人、自立できるようになってほしい。本校の生徒に求めていることと同じです。

――プライベートな一面をお聞きしているつもりが、いつの間にか学校の話になってしまいます。
啓新高校が大好きですからね(笑)
――啓新高校LOVEで、生徒LOVEでもあるということでしょうか。
もちろん! 生徒には必ず挨拶して、積極的に向き合っています。挨拶は相手を認めることであり、言葉は激励になる。生徒が輝くための舞台を提供するため、ずっと学校と生徒のことを考えています。そして、「挑戦です!」の言葉がまさに激励、卒業生に向けたエールでもあるのです。社会人になり、弱気になった時、「挑戦です!」で、気持ちを奮い立たせてもらえれば嬉しいですよね。さらに、ポーズを変えないことも大事だと思っています。なぜなら、変わらないことは安心にもつながるから。ウチの生徒は全員、変わることない校長の顔(私の顔)と、「挑戦です!」の言葉とポーズを知っています。それは私の大きな自慢でもあるのです。
――大好きな学校ですから、まだまだやりたいことがたくさんあるのですね。
そりゃもう、いろいろと。「宝くじが当たったら、学校で何に使おう?」とか、想像しています。だって、想像は楽しいですからね。将来、論理的なことはすべてAIがやる時代になるけれど、想像はAIには出来ないと思うんです。いろいろ想像して、考えて、実現させていくのはドキドキ、ワクワクします。

――ちなみに、最近思い描いていた想像をお聞かせください。
福井鉄道とえちぜん鉄道の相互乗り入れによって、ウチ(啓新高校)の学生がとても便利になったんです。ならば、さらに“啓新駅”を作ったらもっと便利になるんだろうなぁと。そこで、実際に土地のことを調べて、駅舎建設の試算もしてみたところ、「本当に出来るかも?」というところまで来たんです。そしたら、「すでに新駅が2つ出来ているので、時刻表に入りません!」という悲しすぎる現実を突きつけられました(涙)。
――あぁ、それは残念! でも、楽しい想像は続くわけですね。
それはもちろん! 想像はまだまだあるし、続けていきますよ。そういえば3年前の想像が、来年度から実現するんです。「アスリートコース」の新設です。
――想像の、「継続は力なり」ということでしょうか?
いいえ。想像からの、“挑戦です!”
(おしまい)
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