2020/10/10
商店街だからできる歩く楽しさ。
けいのわ
敦賀市本町商店街の『きもの庵なご』の名子央さん、
神楽商店街の『中道源蔵茶舗』の中道尚子さん、
『お料理やまとも』の竹内祥悟さんが集まって、
氣比神宮とともにまちあるきのサービスを開始している。
奇遇にも3人は京都で人生の経験を積み重ねた。一人は終の棲家にはならないと感じた。一人は30歳で地元に帰ることを決めていた。一人は不承不承もおぼろげに継ぐであろう家業が、世界に通用する、未来が見えるものであることを再認識した。年齢も職業も帰って来た年もすべて違う。ただ一つ、意を同じにしているのは“敦賀の街を、商店街を元気にしたい”。
呉服・和食・茶。商店街で軒を並べる店々はいつしか知り合うようになり、それぞれのサービスを観光に結びつけようと考えた。呉服をレンタルし、氣比神宮を散策、和食のランチをした後、お茶を一服。何かを新しく作るのではない。自分たちができることを組み合わせる。それだけで十分通用する。
融通無碍。この組み合わせにルールは作らない。何故なら自分たちがすべてではない、もっと商店街でつながり、もっと楽しいことができると思うから。いつだって3人の中には自分たちが楽しもう、という心がある。楽しいことをすることで、楽しさは波及する。それを3人とも知っている。今秋商店街歩道は拡幅する。商店街だからできる歩く楽しさもまた、拡幅していく。
自由な発想こそが、
エンタメのチカラ。
自然災害が多い日本も、昨今の連続する状況は異常に思える。過去5年で見ても内閣府が指定した激甚災害は24件にも上る。加えて新型コロナウイルス騒動。地球は人間に試練を与えているのか、それとも人間のエゴの結果なのか。ニューノーマルが叫ばれて、これまでの常識や仕組みが当てはまらなくなっていくのを感じる中、それでも“エンターテインメントの力”で世の中を明るくする人たちは大勢いる。
福井出身の川縁圭志さんが組むユニット『歌う応援隊ヒトミリリィ』もその一つ。結成時から「応援しあえる世の中を作る」ことを目指し、全国の応援ソングを作るなど活動している。福井の伝統工芸アイドル『さくらいと』のプロデュースも含め、アイデアに事欠かない彼の頭は、現状を俯瞰して新しい“つながりの形”を想像し、創造した。
『福井迷彩』。迷彩柄を良く見ると、福井の市町をモチーフにしているのだ。福井市ならば市境は8市町。それさえも取っ払っていったとき、自由な発想が生まれるはず。自身がエンターテインメントの世界にいるからこそ、その自由さを追い求めた。
今後いくつもの商品を生み出していく中で、福井が誇る産業ともコラボレーションを考える。それがエンターテインメントで地域を盛り上げるチカラ。
【お問い合わせ】福井迷彩STORE
【HP】https://store.fukuimeisai.jp/
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